実は、クリスマスは神道では関係ないが「冬至の信仰と重なっている」
クリスマスはキリスト生誕となっているが、もとは欧州でも冬至の祭日。火をたいて太陽をあたためる風習。太陽が遠ざかり一番日の力が弱くなったのをあたためて、その活力を復活させるための日
日本にも「一陽来復」といって、太陽の力を増すことを祈る日。ます=増ゆ=冬
南瓜を食べる風習は、珍しい野菜を神さまに捧げることが本旨
余談―春=万物発(は)る。芽が張る
夏=熱ねつ
秋=黄熟(あかり)、飽き満つる
冬=殖ゆ、寒の威力が振るう
注目は、古来の新嘗祭は旧暦の11月の卯の日であり、これが太陽暦では12月22・23日頃という冬至にあたる。一番太陽の力が弱まるときに天皇の魂が抜けることのないよう、鎮魂を行い新嘗祭を行うことと深いつながりがあるだろう。また新嘗祭が実際の稲の収穫から遅れて行われる理由については、柳田國男は「厳重な物忌み期間が必要であったため」と解釈している。
0コメント