実は、立春から数えた210日などに神社に「籠る」風習があった。
210日、220日、八朔の頃、秋の収穫前に大風が吹かぬよう、風を鎮め、豊作を祈って行われる「風祭り」が行われたり、神社に村人が集まり飲食をしたりして風止めの籠りが行われていた。各家では、風切り鎌という竹竿の先に鎌をつけ、風を切る呪いもあった。富山のおわら風の盆、弥彦神社の風祭り、伊和神社の風鎮祭、松尾大社八朔祭等。八朔は早稲の収穫時や通常の出穂時期と重なるので田の実(頼み)の節供ともいわれる。
阿蘇神社の旧暦㋆4日に行われる風祭りは風鎮めの祭で神主が御幣を持ち田んぼを歩き、悪い風を風宮の風穴に閉じ込める祭がある。
伊勢の神宮では5月14日と8月4日に風雨の順調を祈る「風日祈祭」が行われている。
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